笑う門にはニャンとやら

やっと母になれた30代主婦が書く娘と猫の成長日記

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不妊治療の「迷い」と「決断」

こんばんは。「迷い」と「決断」のお題に挑戦!!チムです。

 

36年生きてきて、きっと山ほど「迷って」「決断」してきたと思います。

ほとんど記憶に残っていないことばかりだけど、このお題を見て1つだけ思い浮かんだのが長年の不妊治療のことです。

 私の不妊歴

不妊歴は7年ほどです。7年間病院に通って治療してきたわけでなく、子どもが欲しいな・・と思い始めてから7年です。

色んな検査を受け(気絶するほど痛い検査もあった)タイミング法、人工授精、そして体外受精4回目にして妊娠、出産できました。

私はどうも卵巣や子宮などの婦人科系が弱いようで・・。

23歳で卵巣のう腫、29歳で子宮頸がん(高度異形成)、34歳で卵管水腫の手術を受けています。

全部小さな手術ですが、妊娠出産に関わる大事なところばかりです。

 

昔は自分が不妊で体外受精までするとは思ってもいませんでした。

よく言われてますが、不妊治療は本当にゴールのない真っ暗な道を歩いてる気分。

治療して1年2年たってくると、だんだん子どもがいる友達に会うのが億劫になってきていつの間にか疎遠になってたり・・ドラマ「コウノドリ」も見れなかったり。

 

頻繁に病院に通って排卵チェックも痛い筋肉注射も人工授精も、どうしようか迷うことなく進んできた私ですがあとは体外受精しかない!ってなったときに、初めて迷うことになりました。

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その① 人工的

人工授精は漢字ほど人工的ではないと私は思っています。

簡単にいうと、元気な精子だけを子宮内に入れるだけでほぼ自然妊娠と変わりません。

でも体外受精は、卵子を体外に取り出して外で精子と受精させ、また私の中に戻すもの。

全く抵抗がなかったと言えばウソになります。

精神面

不妊治療を何年も続けていると、本当に精神的にしんどいです。

股を広げての内診。何十回も繰り返してるとなんとも思わなくなりました。

そのうち仕切られてるカーテンの向こう側を想像するとちょっと笑けてきたり・・お股がいくつも並んでる光景( ゚Д゚)

でもそれに慣れていく自分もちょっと悲しくて。

 

体外受精をするか迷った時は、これでダメならもうできることがない。その時私は立ち直れるのか?と考えたりしました。

金銭面

私は不妊治療を始めてから、金額を控えたりはしてません。

なぜかって、恐ろしくてできませんでした。

病院でかかるお金だけじゃないですから・・。

軽く7ケタいってるのは間違いないです。

 

いいと言われてるサプリ、めっちゃ高い漢方、本も読み漁ったし、色んなものも買った。

だんだん金銭感覚がマヒしてきます。

普通の病院や歯医者で5000円かかると高いっ!!と思うけど、不妊治療でかかる病院代は5000円だったら安いと感じるんです。不思議だなぁ。

そんな金銭感覚になってた私ですが、さすがに体外受精はケタ違いです。

助成金はでますがすぐにはもらえないし、その額でおさまらないし・・。

不妊も1つの病気なのに、どうして保険適用にならないのか( ;∀;)

薬づけ

私は昔から薬を飲むのが嫌いです。ちょっとした風邪なら自力で治すタイプです。

だけど、不妊治療を始めてからは薬・・薬・・薬・・。

体外受精をするとなると、たくさんの注射、飲み薬、貼り薬、膣錠、点鼻薬。

聞くだけで、しんどくなります。

 

それだけの薬を使って妊娠できた時、本当に赤ちゃんになんの影響もないのか、少し不安で迷う1つの要因でした。

考えすぎてわからなくなる

いろいろ考えすぎると、「・・そもそも私、体外受精してまで本当に子ども欲しいの?てか、私小さい子苦手やん。なんで欲しいと思うの?ここまでやって妊娠できないから、意地になってるだけじゃないの?」とか、考えがおかしな方向に行ってしまったりしました。

すぐに「いやいや、欲しいに決まってるやん。そうじゃないと意地でここまで頑張れんわ。子ども欲しいに理由もクソもあるか!」って思いなおすのですが・・。

決断

最初書きましたが、体外受精しました。

体外受精やって結果がダメだった時、はたして後悔するのかな?と考えました。

多分しないと思いました。

できることは病院でも自分なりにも全部やって、それでもダメだったら「やりきった!お疲れ、私。」ってなりそうな気がして。

 

私小さいころからずっと水泳してて、高校も大学も水泳でいきました。

でも大学の途中で先輩とケンカしてやめたんです、水泳も大学も。(体育会系の学校は上下関係がすさまじい。理不尽すぎてキレた)

ずっと頑張ってきたのに、最後がこんなやめ方したもんだから何度も後悔しました。

 

不妊治療も、まだできることがあるのにここでやめたら、間違いなく後悔するだろうなと・・。

その時すでに30代半ば。数年後、後悔してるからやっぱり体外します!っていうのも難しくなってる年齢です。

そもそも体外受精してダメだったとしてもその先、あの時体外受精しなければ!!なんて思うわけないですものね。

無一文になって路頭に迷うようなことになったら・・わからないですけど。

 

いろいろ考えたけど、できることはやりきる!と決断してからはスッキリしたものです。

今思うこと

体外受精してうまくいったから言うんじゃないですが・・。

もしダメだったとしても、今きっと幸せだと思います。

妊娠する前の生活を思い出してみると、かわいい3匹の愛猫がいて一緒に昼寝したり遊んだり。

普通に仕事して、子どもがいない友達とたまに夜通し遊んだり、旦那とはパチンコ行ったり買い物行ったり。

隣りは実家だから、両親とも毎日会えて仲も良くて。

 

あら?もともと私、めっちゃ幸せでした。

だから、もし体外受精がうまくいってなかったとしてもその生活になるわけだから、幸せに決まってます。

 

これからの人生で、まだまだたくさん迷って決断することがあると思いますが、自分で納得のいく後悔しない決断をしていきたいです。

 

 

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