笑う門にはニャンとやら

やっと母になれた30代主婦が書く娘と猫の成長日記

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娘がきてくれるまで

まさか不妊・・?

娘がわたしのところに来てくれるまで随分かかりました。

 

最初は結婚もしたし赤ちゃんつくりますか!!って軽い気持ちでいたけど、待てど暮らせど妊娠しない・・。

 

ならまずは体質改善と基礎体温つけてやってみよう!と適度に運動したり妊娠しやすいって言われるもの食べたり、漢方飲んでみたり。
妊娠しない・・。

 

コウノトリキティを持ってみたり、木村さんって言う大仏みたいな画像を待ち受けにしたり、赤ちゃんの靴を玄関においてみたり、パンツを奉納するといいと言われてる神社にパンツ持っていったり・・笑
ネットで調べたジンクスを片っ端から試してみました。
妊娠しない・・。

 

この時で30歳目前。そのころから、もしかしてあの時の病気が原因なのでは?と不安になりだしてました。

 

 

卵巣嚢腫

23歳の時、なんか左の下っ腹が痛いな~と思って婦人科に行くと卵巣が腫れてると言われ、詳しく調べると卵巣嚢腫と言う病気でした。

 

卵巣は卵子を作るところなのに間違って髪の毛とか歯とか骨を作ってしまってそれで卵巣が腫れてる・・のような説明でした。

もっと複雑なんだろうけど先生は理解しやすく言ってくれたんだろうと思います。

でもその説明聞いてるだけで気持ち悪くなってきました。だって卵巣の中に髪の毛が!!想像するとなんかヤダ・・。

 

手術は小さい傷が数個できるだけの腹腔鏡手術というものでした。

手術室まで歩いて行って手洗って帽子も自分でかぶって手術台に乗ってと、私の中での手術のイメージと違ってました。

なんかセルフサービスみたい。

 

で、辛かったのが麻酔です。

手術台の上で横向きになって体育座りをするように腰をまるめて背骨あたりに打つ麻酔なんですが、しびれていく感覚とか針がささる感覚が私はすっごく不快で冷や汗びっしょり。

痛いというより気持ち悪いカンジです。注射とかじゃないから一瞬じゃなくて結構時間かかりますし。

 

私は耐え難かったけど、友達も同じ麻酔を使っての手術をしたのに点滴打たれるときのほうが辛かった!と言ってたから感じ方は色々なんだろうと思います。

腰の麻酔が済んだらあとは酸素マスクしたと思ったら一瞬で寝てました。

 

起きたら病室でほとんど痛みもないし、次の日には普通に歩いてトイレに行ってました。

シャワーは次の日はダメでしたが、髪の毛が臭い気がして嫌だったから部屋についてる小さい洗面台に頭突っ込んで自分で洗ってたくらいです。

傷もいつの間にかほとんど目立たなくなってます。

 

子宮頸がん 高度異形成

過去にこんな手術もしてるし一向に妊娠しないから、婦人科に通うことにしてみました。
ついに不妊治療開始です!! 

 

最初はタイミング法。

病院で排卵日を予測してもらい言われた日にタイミングをとる方法です。

2.3ヶ月やってみたけど妊娠しません。

基礎体温をつけてたので、だいたいの排卵日は病院に行く前からわかってました。

なのでタイミング法には全く期待してませんでしたが、やっぱりダメだとちょっとヘコみます。

 

そんなある日、たまたま引き出しの中を整理してたら子宮頸がん検診の無料クーポンがでてきました。

届いたのは知ってたけどしまいこんで忘れてたんだな~。

めんどくさがりの私だし仕事行かないとだし。でもなんか気になる!

普段なら絶対行かない私ですが、その時は行かないといけない気がして、職場に遅れると連絡して検診を受けに行きました。

検査は綿棒みたいなのでちょっとこするだけ。全く痛みなし。

 

2週間後、結果を聞きに行くと

「精密検査を受けてください。」だって。

「それってガンってことですか?」って聞くと、その可能性もあるから精密検査を受けてってことでした。

 

もう待合室で涙がポロポロ・・。

とりあえずすぐに母に電話したけどかけるだけかけて、無言。言葉でませんでした

で、勝手に電話切ってメールで報告しました。

娘から、ガンかもしれないというメール。

母になった今なら、このときの母の気持ちがどんなものだったかわかります。

 

 卵巣嚢腫の手術を受けた病院で精密検査をしました。

これはちょっとだけ痛かったです。

悪いところをパチンってホッチキスみたいなもので少しとるイメージです。

そのとった組織を調べてもらいます。

 

結果、高度異形成っていうレベル(ガンになる手前かな)で手術決定。

手術は円錐切除っていう日帰りでできる小さい手術でした。

卵巣嚢腫の時のような大がかりじゃないし、点滴に麻酔入れられて3秒ほどで寝て起きたら終わってました。

起きてすぐはボンヤリしてても生理痛みたいな痛みがあってちょっと辛かったけど、それも意識がハッキリするころには収まってきて、帰ってから大盛り焼きそば弁当ガッツリ食べれるほど復活してました。

 

この手術のあと数ヶ月は治療もなにもできないので、毎日ウォーキングしたり子宝ストレッチとやらをしたりして過ごしてました。

 

※この記事を読んでくださっている方がいて、もし子宮頸がんの検診を受けてない方がいたら、ぜひ受けてほしいと思います。

友人は多いほうではないですが、それでも私をいれて4人検査にひっかかって1人は炎症を起こしているだけ、1人はわたしと同じ高度異形成、1人はガンの0期でした。(もちろん手術して8年たつ今も異常なく元気いっぱいです。)

あの時無料クーポンを見つけたのが1日遅くて期限がきれてたら検診に行ってなかったと思うとゾッとします。

人工授精

やっと治療が再開できるようになって、数ヶ月はタイミング法。

全く妊娠する気配もないので、初めて人工授精を試してみることになりました。

 

人工授精は元気のいい精子だけを取り出して子宮内に入れてしまう方法です

 

ずっと試してみたかったけど、カップに射精するっていうのが、旦那は抵抗あったみたいで断られてました。

そんなことしなくてもそのうち妊娠するよって。

最初は私も無理やりさせるのも・・って思ってましたが、2人の問題だし私も頑張ってるんだから精子くらい出してよ!って、だんだん腹立ってきてケンカに発展。

私の勝利!!で初の人工授精にチャレンジです。

 

はい。妊娠しない・・。

 

体外受精と卵管水腫

もうできることが体外受精しかなくなってたました。

でもこれは体の負担にしてもお金の面にしても今までとはけた違いです。

1番は旦那や両親の理解を得られるかです。

・・って思っていたら、旦那も私の両親もやりたいようにすればいいって言ってくれました(旦那の母親には秘密)

 

お金の面はキツイけど補助金もでるしなんとかなる!!ここまで来たらやってやる!って意気込んでたら、検診の時に先生、

卵管水腫あるね。」って。

 

卵管が癒着してそこに水が溜まってしまう病気です

原因は性病とか色々あるみたいですが、私の場合は過去の手術のようです(性病じゃないよ!!)

なんで先生今まで気づかなかったの・・って思いましたが、腫れてない状態のときもあるしタイミング合わないと見つけにくいようです。

 

自分なりに色々調べて体外受精しても卵管水腫があると成功率も低いようなので、先生に手術でとってしまいたいことを伝えました(手術慣れしてしまったのか・・)

でも先生は

「手術は小さくても体にメスを入れるのはよくないからできればしないほうがいい。体外受精をすると決めたなら、とりあえずチャレンジしてダメならそれから手術のことを考えよう」とのことでした。

その病院は私の住んでるところでは結構有名で人気もあるし、先生を信頼してたから言われたとおりにすることにしました。

 

それから毎日注射に通い、採卵です。

体質改善の効果もあってかとってもいい卵子が何個もとれました。

先生もこれはいけるよ!!って言ってくれるくらいの卵ちゃん。

 

ついに移植です。

その日から暇があれば移植後・妊娠・症状・・こんなワードで検索しまくりました。

判定日までの2週間の長いこと・・。

 

長くなるからあっさり書きますと、かすりもしませんでした。

1回目も2回目も。

この頃の私の精神状態はボロボロだったなぁ。ここまでしてダメなのかって。

 

先生も太鼓判を押すほどの卵でダメだったから、

「やっぱり卵管水腫が原因かも。手術しよか!」って。

だから最初からしてって言ったのに・・。

 

手術は卵巣嚢腫の時と同じ、腹腔鏡手術でした。

つまりまたあの恐怖の麻酔が待ってるわけです。

先生に、

「腰に打たれる麻酔イヤなんですけど、絶対しないとダメですか?」って聞くと

「そっか。嫌か。頑張ってね。」ってさらっと言われました。

そんなこんなで手術も無事終わって、もう完全に健康な体になりました。

 

それから4ヶ月後に3回目の移植をしました。

これはちょっとだけかすりました。

判定日に尿検査、血液検査で妊娠反応がうっすらありましたが、あまりにもうすいから難しいだろうと言われました。

精神状態さらにボロボロ。

生理もきたし、次の移植に向けて内診してもらうと何か見える・・。

血液検査もすると思いっきり妊娠反応でてました。

前の移植のあとに性交渉があったか聞かれましたが、それはない。

それに生理もきたし体温もガッツリ下がったのになぜに・・。

 

結局、3回目の移植の時、異常妊娠で成長がゆっくりだけど徐々に大きくなって妊娠反応も濃くなったらしく・・。

でも心拍も確認できず繫留流産でした。

 

自分の中でもういいや。ってなりました。

それから出血も2ヶ月くらい続いて自分の体がボロボロな気がしたし、お金はどんどん減っていくし何より自分の気持ちがもたないって思いました。

この時で34歳です。旦那にも相談しました。

「諦めたら後悔するよ。」って。

色々思うことはあったけど、結局もう1度チャレンジすることにしました。

もう期待も何もなかったけど。

 

4回目の移植。娘がきてくれました。

34歳で妊娠。35歳で出産。

 

そして今

 現在、娘は7ヶ月。私は36歳になりました。

年は36歳だけどママとしてはまだ7ヶ月です。

これから先は初めてのことばかり。

娘がきてくれるまでいっぱいいっぱい泣いた分、その100倍笑っていきたいです。 

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